最近読んだ本、「ベロニカは死ぬことにした」

画像
Paulo Coelho(著)
江口研一(訳)
「ベロニカは死ぬことにした」

すごいオープニングです。なんせ主人公が自殺するところから
始まるんですから。
舞台は1991年に独立したばかりのスロヴェニア。
首都のリュブリャーナ、ヴィレットという精神病院です。
スロヴェニアって聞いただけでワクワクしますよね!
どんなところなんだろう!って。
訳本だからなのか、独特の言い回しだからなのかちょっと読みにくい文章でした。

人間になにか(理由)があってその人が自殺に踏み切るのではなく、
芥川龍之介が言う 「ぼんやりとした不安」 のようなものが自殺へと導いていく。
この不安というのは、怖いですね。いつ自分が囚われるかもしれないという不安が。
題のとおり「死」について書かれているのですが、
それは裏を返せば「生」について書くということでもあり、
それが効果的にラストへと物語を動かしていきます。
実は、まさに書かれていることは「生への賛歌」であり、最後には
ちょっとした「どんでん返し」がありますのでこれから読まれる方はぜひ期待してください。
けっして暗い話ではありません。

著者は冒険家で音楽家でジャーナリストなブラジル人なんですね。
「アルケミスト」、読んでみようかな?

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ハイパーゾリ君
2005年12月11日 03:09
実はタイムリーに映画化されているんですよ.
しかも日本映画!!なぜって感じもするけど。ホームページ見たらいいかんじ。
http://www.kadokawa-pictures.com/veronika/
colore arancione管理人
2005年12月11日 03:53
いい感じですね~私もぜひ見てみたいです!!

この記事へのトラックバック